「牛オーラセー(沖縄闘牛)」が熱い!!「闘牛女子」も増えてます!!

はいたーい!
2022年の今年は沖縄県が日本本土に復帰して50周年目という大きな節目の年に当たります。
復帰50周年目を祝して沖縄県は今年色んなイベントが目白押しですよ!!

2022年5月7日(土)に沖縄県うるま市の石川多目的ドームで
沖縄県本土復帰50周年記念大闘牛大会が開催されました!!
最近は「闘牛女子」と言う言葉も出来るほど大人気です♥
沖縄県と同様に鹿児島県徳之島でも盛んです。
今回は山梨県からの参戦もありました。
山梨県には闘牛の文化は無い様ですが、会長さんが5年ほど前に沖縄観光で来県された際に闘牛を観戦し、それ以来とりこになっちゃい、牛カラヤー(牛主)を始めて、本場沖縄で闘牛参戦されたそうです。

と言うことで、私も観戦して参りました~(笑)
今回は、沖縄のディープで!!伝統的で!!刺激的な!!
大衆娯楽!!「牛オーラセー(闘牛)」をチャーミー!

私が幼い頃、よくオジーに連れられて「牛オーラセー(闘牛)」観戦に行ってましたが、
あの頃の「牛オーラセー(闘牛)」自体の記憶は無く、オジーが牛達の土俵に飛び出していかないか、
とても心配でハラハラしながらオジーの後ろ姿を見ていた記憶しかありません(笑)
思春期を迎え、オジーが他界し牛を手放した後は、一切興味が無くなり、
すっかり「牛オーラセー(闘牛)」の存在すら忘れかけていました。
しか~し!!○○年の時を超え、観戦して参りました!!
!!「牛オーラセー(闘牛)」!!
見ているうちにオジーが降臨して参りました(笑)

今回の「牛オーラセー(闘牛)」は、沖縄が日本本土復帰50周年目の記念イベントと言うことも有り、オーラセーの前座では

オープニングに、今沖縄の子供達の間で大人気の「闘牛戦士ワイドー」のショーで始まり、

沖縄を代表するエイサー団体「園田青年会」と伝統的な「屋慶名青年会」の演舞あり、
2020年オリンピックで金メダルを受賞した 喜友名諒選手の空手演舞があったりと、
さらに見応え抜群な催しでした!!

今回の「牛オーラセー(闘牛)」の目玉は、なんと言っても!!
令和の怪物「ドル」1200㎏!!
あまりにも強すぎて過去三年間、対戦相手がいなかったとか・・・
そこに、やって参りました!!
沖縄最大巨漢ビッグボス「貴花大獣王」1300㎏!!
・・・勝負の結果は・・・後ほど・・・

牛達の大迫力!!勢子達の大気迫!!観客達の期待感!!
手に汗握る!!足の裏がムズムズする???
ワクワク・ドキドキ大興奮のシビれる3時間でした!!

牛オーラセー(闘牛)の見所をチャーミー!

沖縄の「牛オーラセー(闘牛)」は、世界で有名なスペインの闘牛とは性質が異なり、

牛vs牛の闘いです!!
例えれば相撲です!!これこそ牛同士の角力です!!
両者(牛)の左側に勢子と呼ばれる闘牛士が付いており、「リヤ-!」や「ハイヤー!」等のかけ声と共に、
牛の視界に入るように右足で地面を踏みつけるような大きな仕草で牛達の士気を高めます。
このかけ声、迫力ですよ!!牛の鳴き声よりはるかにデカいです!!

牛達はただ角をぶつけ合うだけで無く、自分の角を相手の角に引っかけ動きを封印する技や、
角を引っかけ左右に揺さぶる等々・・・多彩な戦略があります!!
秒殺で決着が付いたり、長丁場では30分ほどの勝負もあったりと、こればかりは予測出来ません!!
この長丁場の試合になると牛の体力が消耗してきて腹が上下に激しく動いているのが見えます。
そして「シバネー」(息切れし舌を出して呼吸を整える仕草)が始まった牛は
かなり追い込まれていきます。

勝負慣れしている牛と、まだ場慣れしていない牛とでパフォーマンスがかなり違います!!
牛はとても利口で、個性バリバリです。
自分の負けを認めると、出口に向かう牛もいます。
また、納得がいかないと言う様子で、再ファイトに挑もうとする牛もいます。
中には、「エッ~、戦らなきゃ駄目~?」と言わんばかりに
出口付近から対戦相手をチラ見するお茶目な牛もいました!!観客の笑いを誘っていましたよ(笑)

周りにいる人間に攻撃することは一切ありません。

牛からやー(牛主)や、勢子(闘牛士)、調教士達を家族だと認識しています(と思います)。
勝負ももちろん面白いのですが、牛達の個性を観察するのもとても楽しいですよ!!
そうそう、牛達のネーミングも面白いですよ!!

「牛オーラセー(闘牛)」のルールをチャーミー!

ルールは至ってシンプル!
戦意なし、勝負途中で戦意消失、背を向ける、スタミナ切れ、力負けを認めた等で土俵を後にした牛は負けとなります。
牛達は土俵に入場してくると、メーカキ(前足で土俵の土を後ろに掻きあげる仕草)という行動を取ります(やらない牛もいます)
これが、カッコいい~~~!!大迫力です~!!
ベテランの牛は威風堂々としていて、新人(牛)は落ち着きの無い様子が手に取るように伺えます。
人間と同じですね!!
そして土俵に両者(牛)が揃います!!
そこから牛同士のチヌアーセー(角合わせ)が始まり、両者(牛)の戦意が高揚していくと始まります!!
勝負開始は牛同士のタイミングです!!
「スタート!」とか「はじめ!」とか言う声かけはありません!!

さ~、角と角のぶつかり合いが始まります!!

試合プログラムと対戦結果をチャーミー!

勝敗 四股名 キャッチフレーズ 四股名 勝敗 対戦時間
第1戦 win 南星戦牛寿 激突封切!!

スペシャルマッチ

(株)伊波重機s53年生 23分59秒
第2戦 与那国風来坊 指名花形 徳之島カブラ- win 不戦
第3戦 琉球純白 花形 琉球煌荒 win 3分14秒
第4戦 win しんちゃん 花形特番 航進一刀龍百香 1分秒39
第5戦 玉村105悪号 華牛スペシャル 葵冠 win 12分jst
第6戦 姫龍王 県対抗若手スペシャル 一心悪餓鬼 win 2分19秒
第7戦 昇天嵐 大型若手特番 仲琉正 win 13分41秒
第8戦 上地龍王 県大会セミファイナル 天心さくら win 5分9秒

↑↑↑8戦の試合結果は以上です↑↑↑

さぁ~そして、いよいよファイナル2戦です!!
会場にピーンとした空気が張り詰めます!!

さすが!!牛達の入場も威風堂々としています!!

第9戦目

人気実力ナンバー1「新力Baby」vs 実力派!徳之島の秘第密兵「大寿荒風」

2分33秒で「新力Baby」に軍配が上がりました!!

そして、最終戦10戦目!!今回の大目玉の勝敗は!!

沖縄の最大巨漢ビッグボス「貴花大獣王」1300㎏ vs 令和の怪物「ドル」1200㎏

1分17秒で「令和の怪物『ドル』」が勝利しました!!

最後に・・・

以上で沖縄県本土復帰50周年記念闘牛大会は終了いたしました。

もう帰る頃には肩がこりこりです!!

大満足、大満悦、大興奮の素敵な大会でした。

戦後、焼け野原のなかで住む家、家族を無くし、食べるものも無く、学問の道さえ閉ざされ、

労働だけを強いられた沖縄県民にとって、戦前からかろうじて残った「牛オーラセー」や「エイサー」や大衆演芸は荒廃した沖縄県民の心や、苦しい日常生活に潤いをもたらし、癒やしてくれた大事な文化です。先人達が必死で残してくれた大衆文化・娯楽です。

是非、継承していきたいです。

「んなし、いちぬ世(ゆ)までぃん、でぃかちいかなウチナー!!」

(みんなで、いつの時代までも盛り上げて行こう!!沖縄!!)

これからもチャーミーするイベントが沢山ありますよ!!

お楽しみに!!

 

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