はいたーい!皆さん。
今回は約100年前まで沖縄の女性の間で大流行した「ハジチ」をチャーミーしていきます。
カバが幼い頃は、「ハジチ」をしているオバーはいっぱいいましたよ。
「カジマヤー」と言う97才を祝う盛大なお祝いがありますが、沖縄の伝統衣装を
身にまとい、ほんのりお化粧を施し、「カジマヤー(風車)」を持って
住んでいる自治区を✩キッラキラ✩のレイで装飾したオープンカーでパレードするのですが、
そのオープンカーに乗ってるオバー達の両手の甲には「ハジチ」が施されていました。
カバの曾祖母もバッチリ!両手の甲に「ハジチ」を施していました!
幼い頃、オバーへのイメージは、オバー=「ハジチ」と言う印象でした(笑)
 
「Youは何しに日本へ?」で「世界のウチナーンチュ大会」での「ハジチ」が紹介されてました!!
2022年12月26日(月) 夜5:55~10:00に放送された、テレビ東京「Youは何しに日本へ?」
の中で、同年11月に沖縄で開催された「世界のウチナーンチュ大会」が取り上げられていました!
沖縄はテレビ放映日にタイムラグがあり、2023年2月に放送されていました。
その中で、自分のルーツである沖縄の「ハジチ」を、是非この機会に施したいとのことで
大会開催期間中に「ハジチ」を施した女性がいました。
見た感じは、全くの「You(外国人)」でした。
しかし、この女性は熱い「ウチナー魂」を持っていました。
施行後、うっとりした表情で自身の腕の「ハジチ」を眺めていました。
 
沖縄の「ハジチ」とは?
「ハジチ」とは、ズバリ!「入れ墨」「Tatto」の事です。
(主に部族内の文化を表した独自のデザインと意味を持つトライバルTatto)のことです。
「針を突く」→「針突(はづき)」がなまり→「ハジチ」となったようです。
1879年の琉球処分から20年後の1899年「悪習」として入れ墨禁止令が施行され、取り締まりの対象になった。
ただ、多くの女性のあこがれだったといい、沖縄女性史家の宮城晴美さんは「禁止されてからも、隠れて行われ、昭和初期まで続いたといわれる。県外で悪く思われたとしても、当時の沖縄では当たり前の風習。
突然なくすことは難しく、女性たちの精神文化として息づいていたと考えられる」と話す。(島崎周)
 
カバは幼い頃にオバー達から「ハジチ」の意味は
若い娘さんが「私は既婚者です!」と周囲に知らせる手段だったと聞いていました。
本土でも「お歯黒」がそんな感じだったと記憶していますが・・・?
しかし当時の見聞を読みますと、そればかりじゃないようですね。
当時の最先端ファッションで、沖縄女性のあこがれだったようです。
女性はいつの世も『美』を求めるんですね!
 
「ハジチ職人」の事を「ハジチャー」と言います!
Tatooの彫り師は殆どが男性の様ですが、「ハジチャー」(ハジチセークとも呼ばれていた)
は女性彫り師だった様です。
「今、首里那覇では菱形模様が流行っているよ!」などと噂を流し、「ハジチ」で商売をしていたようです。
地方の女子たちは首里に強い憧れが有り、1~2年に一度やって来るハジチャーを心待ちにしていたそうですよ♥
また、ただのファッション性だけでは無く、
初めて「ハジチ」をする若い女性の手を「サラ手。サラてぃー」→「まっさらな手」と言い、
奇数年齢の年の吉日を選び、そのサラ手に「ハジチ」を施していたそうです。
「ハジチ」を施した日は、家族はもちろん、友人知人を家に招いてお祝いをしたそうです。
両手に23の文様を彫りこんだら完成で、その頃が結婚適齢期とされていたそうです。
 
「ハジチ」の紋様には意味がある!
「ハジチ」の紋様には、古代文明の象形文字のようなメッセージ性を感じます。
調べたところ、やはり、その特徴的な紋様には、一つ一つ意味があるようです。
では、最初にパッと目を引く印象的な紋様を3つご紹介いたします!
■イチチブシ
五つ星の事です。
この紋様を施すと「極楽に行ける」といわれていて、手首に施されています。
■アマン
ヤドカリの事です。
アマンという神が海原を槍でかき混ぜて島を作ったと伝えられています。
その島から出てきたヤドカリガニの穴の中から人間の男女が産まれたと考えられており
「自分達はアマンの神の子孫である」ということから、「子孫繁栄」の意味を込め
この紋様を施したと言われています。
沖縄の童謡に「浜ぬアマングァー」という唄(踊り)もありますよ。
八重山地方によく見られた紋様だそうです。
■トゥガャー
弓の矢の事です。
矢は放たれると飛んでいったきり戻ってこない事から、「嫁に行ったら戻る事が無いように。」
との思いを込めて、指に彫られたそうです。
また、「矢で刺す」ということから「魔除け」としての意味もあったようです。
このように「ハジチ」の紋様は地方、時代、身分によって幾種類もあったようです。
当時は、この「ハジチ」を見れば、その女性の出身地や身分階級などが一瞬で分かったとか・・・
「ハジチ」を現代に蘇らせた「ハジチャー」平識萌子さんをチャーミー!
「ハジチャー」として東京を中心に活動する平敷(へしき)萌子さん(29才)
・栃木県の宇都宮市生まれ。
・多摩美術大学絵画学科油画専攻を卒業
・大学院に通っていた24歳に「ハジチ」と出会う。
平識さんは栃木県の地元では珍しい名字や、顔立ちから、幼い頃から、「沖縄っぽいね!」とか「ハーフ?」
と言われてきたそうです。
そのせいか、自分の意思とは関係なく、自分が「うちなーんちゅ」であることを強く意識させられたそうです。
最近は沖縄県からも仕事の依頼があり“逆輸入”と言う形で活躍されています。
平識さんは「ハジチ」のことを「自分のルーツ、沖縄につながる形のあるものだと思う。残していきたい」
と、消滅したとされる「ハジチ」を復興させたいとの思いで、ご自身の手の甲にも刻んでいます。
かつては禁止令が出され「悪風汚俗」とまで言われた琉球の入れ墨「ハジチ」ですが、
平識萌子さんの両手の甲に施された「ハジチ」は古臭さなんかみじんも感じません。
かといって、当時の紋様をデフォルメなんかして無くて、忠実に再現されています。
現代のファッションに自然に溶け込んでいます。それどころか最新鋭な印象さえ受けます。
身にまとう流行では無く、身に刻む流行ですね。
覚悟を決めたオシャレは、時代が変わっても普遍な存在感があると思います。
余談ですが、沖縄は第二次世界大戦後、米軍基地がたっくさん配置され、その周りにはTattoショップがいっぱいいあります!
本土とは、そこら辺の文化も違うと思います。
アメリカ人のTattoへの感覚は、日本人とは性質が異なり、とても軽い感じで彫っちゃいますよね。
ムッキムキの二の腕や、胸元に「ようこLOVE」とか小学生が書いたような字のTattoをよく見ます(笑)Www
「あちゃ~、別れたらどうすんだ~(>o<)」・・・
ジャーフェーないんど~!!(ややこしい事になるよ~!!)
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