うちかびって何?「あの世のお金」って本当?燃やすの?沖縄の面白い風習!

はいたーい!皆さん
「うちかび」って知ってますか?
ウチナーんちゅはもちろん知ってますよね?
あの世のお金です。
ご先祖様達が、あの世で金銭に困らないようにとお供えする冥銭です。
ではウチカビをチャーミーしていきましょう!

ウチカビはいつ使うの?

ウチカビ(打ち紙)は、主に旧盆の最終日(うーくい(お送り))の日やシーミー、十六日祭などの〆に仏前や墓前で焚きあげます。これも中国から伝わった風習の様です。
藁を原料とした黄色い紙に小判のような丸い刻印が打たれています。よく燃えます!
その時は仏壇や墓前にお供えしていた果物やお花、重箱の中のご馳走等を下げて(うさんでー)して、あの世へのお土産として一緒に添えます。
火が収まった頃に、同じく、うさんでーしたお茶や、お水、お酒をかけて沈下させます。
近年は、ほとんどの家にエアコンがあって、ウチカビを焚く時、窓を閉め切って行うことがよくあります。
気をつけてください!家中に灰が舞い上がって大変な事になりますよ!
ウチカビを焚くときは喚起を十分に!!

ウチカビ、どうやって焚くの?

カバが若い頃まではキッチンにある一番大きなボールの底に水を張り、その上にアルミホイルを敷いて
その上でウチカビを焚いていましたが、数年前からウチカビを燃やすための
カニバーキ(金属製のボール)なる専用の道具が出てきました。
金属製のウメーシ(お箸)も付いてます!
以前の様にキッチンにあるボールで十分じゃない?と思いますが、これがですね、
ウチカビを焚きあげた後が大変!
熱くて、とてもじゃないけど持ち運びが出来ないのです。
しかし、ウチカビ専用のカニバーキ(金属製のボール)には台座が付いていて、
持ち運びが楽になりました。
さらに、カニバーキ(金属製のボール)の底にはアルミホイルを敷かなくていい様に、網も付いています!
一気に進化しました!出たと同時にバカ売れでした(笑)
沖縄のホームセンターや大型スーパーなどで購入出来ます。
これ!特許取ったらしいですよ!

ウチカビのお値段は?

ウチカビ自体のお値段は、一束百円くらいで、沖縄のスーパーや小売店、
コンビニ、どこでも購入出来ます。
しかし、ウチカビは「あの世のお金」です。
あの世では一枚=一千万円とも、一億円(>*0*<)とも言われます!!笑笑笑
一般的な打ち紙は1600年代に流通していた貨幣「鳩目銭(はとめせん)」の模様でしたが、
最近、ウチカビの儀式?の意味が分からないという若者が増えたようで、リアルな印刷のウチカビが出てきました。
株式会社泰陽貿易さんから、中国や東南アジアの「打ち紙文化」を取り入れ、
「琉球冥界銀行」という名前で現在の1万円札に酷似したデザインで発売されました。
発売当時、沖縄では話題を呼びましたよ!
当時、カバは「すっさー!!(粋だな!やるな!)」と思いました。
中国では電子マネーのウチカビがあるとか・・・^^
ちなみに昔は、ほぼ各家庭に「鳩目銭(はとめせん)」の模様のハンコがありましたよ!
今も健在する、板ちり紙にこのハンコを押してウチカビが作れました。
それが楽しくて、永遠に作り続けてオバーに怒られました!当時のあの世の偽札?笑笑笑
近所の親戚がそのハンコを借りに来ることもありましたよ。

ウチカビでタクシー無銭乗車!?

悲しいことに、前述したウチカビでタクシーの無銭乗車やコンビニでの釣り銭詐欺事件などが発生しました。
その為デザインが少々変わりましたが、沖縄県民はその事件にあまり腹を立てなかったです。

幼い頃、ウチカビを燃やすとき、ドキドキしました!!
形が変われど、残していきたいですね!沖縄の文化!
なんてったって、楽しいです!!

グスーヨー、アンシェーヤータイ!(皆さん、それでは!)

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