はいたーい、皆さん!
今回は、沖縄ではお馴染みの「お話大会」をチャーミーします!
懐かしいですよね~!
沖縄県民はほとんどの方が小学校や中学校の時に「お話大会」を体験した事があると思います。
カバはてっきり、全国的に行われている行事だと思っていましたが、
どうやら沖縄独特らしいです。
大人になって、仕事に就いてから、本土からきた同僚に「お話大会」の話を振ったら「何?それ?」
と言う返事が・・・
えっ?!もしかして沖縄だけ・・・?!うそっ!全国大会は無いの・・・?!
では、お話大会をチャーミー!
お話大会って何?
現在でも小学校・中学校で年に一度実施されている「童話・お話大会」です。
懐かしい~!
カバの記憶では「童話大会」です。
戦後間もない1949年(昭和24)に始まりました。
当時は沖縄方言しか話せず、標準語が使えなくて、人前で話すのが苦手だった沖縄の子供達の為に、
教職員会と学校の先生が一丸となって「語彙力・発表力・表現力の向上」を目標に誕生した大会です。
正式名称は、「沖縄県小中学校童話・お話・意見発表大会」です。
お話大会って何するの?
はい、「童話・お話大会」とは、
小学校低学年は(童話)民話、おとぎ話などを覚えて身振り・手振りを交えて発表。
小学校高学年(お話)では物語の感想や自分で作った話を語る。(もちろん、童話や民話、おとぎ話もOK!)
中学生(意見発表)は体験談や社会で起こっていることを題材に発表するという大会です。
カバは、この「童話・お話大会」が恐怖でした(笑)
カバには2才年上の姉がおり、優秀?な児童だったようで「童話・お話大会」の時期になると
母親の熱量が半端ない!担任の先生からのアドバイス・指導も入り、家では毎日リハーサル!
毎日これが繰り返されるので、自然にお話の内容を覚えてしまって
毎年、姉と同じネタを発表していました(笑)
当時はクラスの出席番号順に黒板前の壇上に登壇し、一人一人発表しましたが
ご想像通り、姉が卒業してしまった後は、自分の番がくると「覚えていません・・・」(;.;)
現在は参加希望者を募るようです。
お話大会は審査員がいるの?審査基準は?
もちろん、「お話大会」と言うからには、審査員がいます。
審査員は父母や先生。
一番の審基準は、
先入観を持たずに審査です!
芝居や漫談ではないので、あまりオーバーアクションだと減点になる場合があるそうです。
それに付け、以下の4つの条件はあまり重視しないこと!
1、きょうだいが代表経験者
2、親の職業(アナウンサーや教員)
3,事前に配られる発表原稿の完成度
4、地区の順位
特に最後の『順位』!!
お話大会、誰が考案したの?
1949年発祥で、当時は県教職員会会長で初代公選行政主席(県知事)の故・屋良朝苗先生が設立したそうです。
始まったのは戦後間もない1949年(昭和24)年で、今年2023年は74回大会になります。
当時、標準語をろくに話せない沖縄の子供達の将来を懸念し、
沖縄を飛び出しても、言葉の壁に躓く事無く、臆することなく、堂々と活躍出来る人になって欲しい!
との願いが込められているようです。
終戦から4年後に沖縄独自に始まり、学校と父母が子どもたちの将来のためにタッグを組む
大事な行事に発展してきました。
現在、音楽やスポーツなど、全国区で活躍するウチナーンチュ達を見たら、
設立した屋良先生もさぞ喜ばれるでしょうね^^。
是非これからも続いてほしいと切に願います。
出来れば全国大会が開催されると良いな~・・・
最後に・・・
1949年当時は、ウチナーンチュ(沖縄県民)は、確かに日本の標準語を話せない人が多かったです。
お話大会の趣旨の狙いの対象は小学生・中学生でしたが、大人の方がもっと話せなかったと思います。
お話大会のお陰でか、現在の30代以降の若者は標準語が上手いです。
しかし、ウチナーグチ(沖縄言葉)を話せなくなっています。それは悲しい(;.;)
最近は「ウチナーグチ検定」などがあり、なんとかウチナーグチを残していこうという運動がみられます。
ウチナーグチも残していきたいですね!
それでは、
グスーヨー、ウマリカーウティ、グブリーサビラ。⇒「皆様、この辺で、失礼いたします。」
マタヤータイ!!⇒「またお会いしましょう!」
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